空飛ぶひつじがうだうだと

後日談というか、今回のオチ。戯言だけどね。

彼女の理由


彼女は何故秘書になったのか。そんなお話。

香澤花菜。
ニコニコ鉄道双葉支社人事部秘書課長。
2月25日生まれ。
趣味はアニメ鑑賞、読書。

生まれは八九寺支社管内の千石。
彼女が幼少の頃、八九寺支社の開発の手が入り、島と本土が鉄路で繋がれる。
ニコ鉄の手によりハッテンを遂げていく故郷を見ていくことで、漠然とニコ鉄への憧れが芽生える。
その憧れはいつしか目標となっていた。
彼女は地元、八九寺支社で開発に携わりたいという夢を胸に大学へと進んだ。

しかし大学3年の冬、就職活動を始めた彼女の前に突きつけられたのは、「八九寺支社の開発終了」という現実だった。
彼女は迷った。「地元鉄道会社での都市開発」という目標が達成できなくなった以上、
彼女が目標へ少しでも近づくには「地元鉄道会社への就職」か「他の絶賛開発中の鉄道会社へ就職し都市開発に携わる」かのどちらかだ。

彼女が選んだのは、後者だった。

だが、彼女の就活は中々思い通りには進まなかった。
試験を受けては落ち、面接を受けては落ち、の繰り返しだったのだ。

最終選考まで残った会社の中にニコ鉄江北支社があった。
当時の江北支社は人気絶頂、志望者も多数いた中で最終面接まで残れたのは奇跡とも言えることだった。
その面接で彼女は、一世一代の賭けにでた。
江北支社長がアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の五更瑠璃好きだという情報を事前に入手していた。
大学時代、アニメ同好会に所属していた彼女にはこの上ない情報だった。
彼女は社長の目の前で、五更瑠璃のモノマネを披露したのだ。
モノマネは大成功。社長も大ウケで、その場で「合かk・・・」と言いかけた。
しかしその瞬間、面接官の一人としてその場にいた広報、藤森さくらに止められ、そのまま不合格となってしまった。
このことがトラウマなのか、彼女は藤森女史を嫌っている。

そんな状況で彼女は双葉支社の存在を知ることとなる。
地方の新設支社。開発には事欠かない。彼女のやりたいことができる。そんな会社だった。

状況も状況、彼女はあっさりと最終面接までたどり着く。
最初彼女は、モノマネを披露する気はなかった。やはり江北支社でのことが脳裏をよぎったのだ。
が、面接官だったひつじのようなポケモンのような謎の生物に、履歴書に書いてあったサークル活動のことを問われ、
話の流れで披露することになってしまったのだ。
悩んでも仕方ないと思った彼女は、自分が一番得意とするモノマネを披露した。

「撫子のこと、ちゃんと見ててね?」

結局、香澤花菜はニコニコ鉄道双葉支社に入社することとなる
何故か第一希望の部署ではなく、社長秘書としての採用だったのだが、その理由を彼女が知るのはもう少し後のことである・・・。



・・・っていう妄想が脳内に突然降りてきたのでついうっかり文章化してしまった。
反省はしているが後悔はしていない。
気が向いたら動画化するよ。たぶんしないけど(ぉ

しかし酷い文章力である。
物書きには向いてないね!